やわらかなピンクに羊の角もようが蝶のように配された、やさしい表情のキリムです。
2.30年前にイラン南西部のシーラーズで織られたもので、この地方特有のカラフルな配色が時を経て穏やかな落ち着いた風合いへと変化しています。よく使い込まれて表面の手触りは滑らかで、縦糸が切れた指の先ほどの穴が７、８箇所ほどあり（一部は補修済み）、裏側に直径4�pほどの範囲に散らばった茶色のしみ、両面のあちこちに遠めにはわからない程度の薄い汚れのようなしみがあります。糸は細く丁寧に織り上げられ、全体に薄めのしなやかな質感に仕上がっています。
タペストリーにしてもかわいらしいのですが、キッチンマットや廊下敷きなど、敷物としてより映える柄行のキリムです。

ご売約済み