天と地を、または空と海とを分かつ濃淡の青の中に、竜のように浮かぶ白い雲。水で薄めたような淡い青は真っ白ではないまろやかな羊毛色をかすかに透かし、深く青々しいすっきりとした青はさらに豊かな抑揚を漂わせながら、それぞれにふわりと白い染めむらを空気のように含んでいます。
まとまりを残した毛足は密に詰まって立ち上がり、たっぷりとしたボリュームを形成しています。表面を指で押すと「むにゅ」とやわらかに沈みますが、手のひらを押しあててもほとんどへこまず、しっかりとした手ごたえがあります。ぽってりとした厚みは持ち上げるとずしりと重く、歩いても寝ころんでも床の硬さを伝えません。

SOLD