* ギャッベ絨毯 <ファイン・ギャッベ> *
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(→)モチーフの輪郭を美しく見せるため薄めに刈り込まれることが多いのですが、毛足が密なので歩くとやわらかな弾力を感じ、軽やかな見た目からは思いがけないほど重く、床に吸い付くように収まります。全体の質感はしなやかで、薄手のものはくにゃりと折りたためるほどです。薄いものはもとより厚手のタイプでも遊び毛は非常に少なく、使い始めからほとんど気になりません。ギャッベの豊かな色彩と自由なモチーフ、ペルシャ絨毯の繊細さと上質さという、両方の特徴を併せ持った絨毯です。 ** 黄色みのかった自然なクリーム色の地に茶や栗色、グレーの淡い色むらのグラデーションが流れる中、こげ茶色の糸がいちめんに斑点模様を描いています。左上と右下には小さな赤いヤギがぽっつりと浮かび、四つ端のカラフルなボンボンとともに明るい色みを差しています。1平方cmあたり30以上の細かな目で織られ(通常のギャッベでは同7〜9目程度)、床から毛の表面まで1cmに満たない程度にすっきりと薄めに仕上げられています。ふさりとよくほどけた毛足は毛先を斜め上に向けてちょっと立ち上がり、撫でるとほっこりとしたやわらかみを感じ、歩くとしっとりと押し沈む感触があります。 リビングにはもちろん、ダイニングセットの足ものとなどにも。ぱらぱらと気まぐれに寄りまた離れる斑点模様の、さりげない明るさが何とも言えないギャッベ絨毯です。 |
細かなモチーフに、つやの良いなめらかな毛並み。ふかふかとした厚みが身上の通常のギャッベに比べ、見た目も質感も繊細なこの種のギャッベは、いわゆる「ファイン・ギャッベ(リーズバフ)」と呼ばれるものです。
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