サンゴ色から深い赤、えんじ、そしてピンクへと雲のように変化する赤のバリエーションの間に、グレーとクリーム色の帯がくっきりと差しこみ、淡い黄色のヤギのモチーフを浮かべています。霧のように流れる点状のモチーフはこれも地色に合わせて赤、黄、青に緑と表情を変え、いちめんにビーズをまとった19世紀末のドレスのようにあでやかで神秘的な光を放っています。 先のばらけた毛足は一本一本の存在感があり、ふさりと下方向に流れていますが撫でると刈り込みの緩やかな起伏とモコモコとした糸の手触りを感じます。