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*  ペルシャ絨毯 (オールド)  *

ミントグリーンや薄茶色、ブルーグレーとやわらかな糸色を配された植物は、色と色に隙間を開け、ときに輪郭だけで描かれて、背景の明るい光を軽やかに透かしています。その輪郭をなぞり、花や葉をつなげてゆく細い蔓は藍と赤で描かれているのですが、見る者の目を甘美に捉えるその躊躇いがちな線は、動脈と静脈への連想を無意識に呼び起こします。
細く腰のあるウールの毛足は1平方センチあたり約25目という精密な織り目にしっかりと織り詰められ、充実した毛並みをたたえています。すっきりと薄く刈り込まれ、また踏み込まれて馴染んだ毛並みは硬く締まった手応えを与えますが、そっと撫でるとほっこりと重なり合う毛先が細やかに手のひらを流れ、指で押すと密集した繊維がしっとりと押し沈むのを感じます。端をつかんで持ち上げてみるとしなやかな質感は強い弾力を含み、薄手にもどしりとした糸の重みが伝わります。
汚れや傷みは特に見られず、仕入れ後には2度の水洗いを経ています。左右2辺の裏面には新たに人口皮の帯を取り付け、床により落ち着きやすくしました。
ソファーの足元や座って過ごせる部分ラグなどに。光の加減で現れるさらりと平たい表情もまた面白い、赤と白のエレガントなオールド絨毯です。

黄を帯びたアイボリーの艶めきに、果実のような爽やかな甘みを含ませる赤。小さなメダリオンを並べる花は青空をあでやかな赤に包み、ぱらりと広がる緑は凛とした気品をまといます。花を浮かべて膨らむ殻は背景を半ば透かして飄々と描かれ、細い線で生い茂る花や植物とともに優美な明るさを広げます。
首都テヘランの南に位置する小さな町、ヴェラミンで1980年代に織られた絨毯です。様式化され、繰り返される丸い花のモチーフがよく知られるヴェラミンの絨毯ですが、特徴的な花の文様が隙間を開けてゆったりと繰り返されるこのあか抜けたデザインは、「ラクダの足跡」と呼ばれて親しまれています。
確かにラクダの蹄を連想させる釣り鐘のような花紋は、中央に4つのメダリオンを並べるように見えてよく見ると、左右の枠に半分隠れた花が5輪ずつ、等間隔に並んでいます。入り組んだ雲のような曲線で包まれた内側にはそれぞれに可憐な花の断面が描かれ、シャー・アッバースと呼ばれるその花は色を変え、形や構成を変えながら枠模様やアイボリーの空間に繰り返されてゆきます。

品番  cb18741
品名  ペルシャ絨毯 (オールド)
サイズ  約160×113cm 厚さ 約1p
 (フサは含みません) 
素材  ウール たて糸コットン 
原産国  イラン・ヴェラミン産
価格  SOLD





■販売者/(有)クラフトワーク   ホームページ店: 0565-54-9019   実店舗(名古屋市): 052-763-2656

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